病院では教えてくれない不妊治療の真実 第4回 「受けて欲しい検査 その1 フーナーテスト」 伊藤 広智

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今回から受けて欲しい検査をいくつかお話していきたいと思います。

今回はフーナーテスト。基本ですがフーナーテストとは何なのか、精子と頚管粘液の関係から少しお話したいと思います。

精子と卵子が受精に至るまでに精子は膣から子宮頚管を通り、子宮内、卵管と移動していきます。

膣内で射精された精子が子宮内に入るために まず通らなければならないのが子宮頚管。これは膣から子宮に移行する部分で精子にとっての第1関門となる場所です。子宮頚がんがワクチンなどの問題で最近では話題になっていますよね。その子宮頚部から中に入り込んだ部分をいいます。

そこから分泌されている子宮頚管粘液、いわゆる、おりものになる粘液と精子の相性をみるテストがフーナーテスト。

実は粘液と精子との相性が悪いと精子はこの粘液に殺されてしまい子宮内に入り込むことができないと言われています。

精子は睾丸から射精される際、必ず尿道を通りますよね。だから絶対に雑菌がついてしまいます。そこで精子に雑菌がつかないよう射精の過程で精液が混じり、精子をコーティングした状態で射精されます。

また、コーティングされた状態では精子の受精能力は一時的にストップしてるんです。尿道を通ってくるわけですから、精子をコーティングしている精液にも雑菌がついていますよね。

それがそのまま子宮内に入ったらどうなるか。子宮内に雑菌が入った場合は、その雑菌により子宮内に炎症を起こし、卵管に癒着を起こしかねません。この為に精子をコーティングしている雑菌も含めた精液を子宮に入る前にきれいに洗い落とす必要があるんです。その役割をするのが子宮頚管粘液です。

この子宮頚管粘液は強い酸性で通常は精子を殺してしまいますが、うまい具合に精液だけを洗い落とす、もしくは弱い精子や奇形精子をそこでこそぎおとしてくれる優れ物。

コーティングが剥がれてきれいになった精子は子宮内で受精能力を取り戻し、卵子に向かうことができるんですね。 精子が子宮内に入るために、必ず通らないといけない通過点なんです。

子宮頚管粘液は精子をコーティングしている精液を洗い流すための非常に重要な役割を果たしています。しかし、相性が悪く、精子を根こそぎ殺してしまう粘液である場合、妊娠できませんよね。

そこで、これを調べるフーナーテストが必要になってくるんです。

性交渉をして6~12時間以内に、この頚管粘液内に元気な精子がちゃんと存在するかどうかをチェックします。検査時期はありますが、時間は数分で安価なので何度か受けてみるのを進めてみて下さい。

目安としては

  • 優れている 運動精子数15個以上
  • 良い    運動精子数10~14個
  • まあまあ  運動精子数5~9個
  • 悪い    運動精子数4個以下

男性側の精子に問題がなく、数字がよくなければ女性側に抗精子抗体を持っている可能性があります。

ただ、身体の調子(男女お互いに)により結果も変わるものなのでそこはお伝えしたいところですね。

抗精子抗体ってアレルギー反応のような物で、体質改善によってが変えることができると考えられます。

また、ドクターによってもエビデンスが不明確として取り入れてない方もいらっしゃいますよ。だって体調次第で変わってしまうものですからね。 けど、何故受けてみて欲しいのか、現在の状態、妊娠力があるかどうかの1つの目安になるから。

抗精子抗体の反応、言い換えればアレルギー反応がでているという事は体質改善が必要な状態と判断できるからなんです。

検査の意義を知り、妊活支援に生かす為に是非参考にお伝えしてみて下さい。

 

伊藤  広智(いとう ひろとも)

鍼灸サロン Tirta 院長 はり師、きゅう師 日本メディカルリフレ協会 認定講師、妊活コンサルタント 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをするをモットーに施術しています。 不妊は病気ではありません。身体が子供を授かる準備が整っていない、宿す力が働かない状態だと考えます。 体質改善のサポートで不妊症と言う言葉を無くすために活動中。

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