目からウロコの物理学的経絡治療 第9回 「書籍の記述を立体的にイメージしながら患者様を診る」 岡西裕幸

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前回は「体内を立体的にイメージする」と題して、体を立体的にイメージする為に経絡経路について知っておかなければならないというお話をしました。

今回はその訓練法として「書籍の記述を立体的にイメージしながら患者様を診る」というお話をしたいと思います。

どうしても書籍を参考にして学んでいると頭の中で平面の図が焼き付けられてしまいます。

子供の頃、世界地図を見て地球はこんなふうになっているんだと漠然と思いました。

その後両親に「地球儀(ブックローン製)」を買ってもらい「地球って本当はこんな形をしているんだ」と「感動」し、ずっとクルクル回していた事を思い出します。

経絡・経穴図に関しても同じ事が言えると思います。

書籍ではなかなか正確な経穴位置を把握し辛く、また書籍によっては経絡別の記述がなく、頭部なら頭部の経穴だけ記載しているものや、体幹部なら体幹部だけの経穴という具合に、平面として認識し立体的に把握しにくい本もあります。

そして色々な先生方とお話していると、「経絡わからないです」「奇経は習ってないので知らないのです」と首を傾げられてしまう事を実は「多く経験」しています。

そうです「経絡」を考えずに施術をされている先生が多いことに驚きます。

書籍には「経絡学説は人体経絡の生理機能、病理変化及び経絡と臓腑の相互関係を研究する学説であり、中医学の理論体系の重要な構成部分である」とあり、「歴代の医学家はすべて経絡学説を重要視してきた」との記述もあります。

経絡・経穴図を頭に入れ、立体的に患者様に当てはめることができるようになると「毎日の臨床」において沢山の「気付き」を得る事ができると思います。

 

岡西 裕幸

大学堂 院長
鍼灸学士・鍼灸師
世界中医薬学会連合会登録2010
(社)全日本鍼灸学会会員
(社)日本東洋医学会会員
日本中医学会会員
平成2年鍼灸師取得
(現)関西医療大学3期卒業
上海中医薬大学附属日本校客員講師
APG代表

大阪や名古屋の治療院で経験を積んだ後、平成5年からJリーグチームドクターのクリニックで勤務し、選手の評価方法やリハビリテーションに関して学ぶ。
西洋医や理学療法士と協働して西洋医学的知識の大切さを知り、物理学的経絡治療を開発。
マタニティケア鍼灸師。
世界中医薬学会連合会(証書番号001817)。

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