上石優子先生に学ぶ 医療接遇 第8回 〜言葉遣い ②〜

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暑い時期となってまいりました。

自然と調和し心身のバランスを保ち健康的に過ごす事が如何に大切かを思う次第です。

ヒロ鍼灸整骨院では漢方薬も取り扱っているので、院長が患者さまの症状についてのカウンセリングや改善のためのアドバイスを行い、それぞれの患者さまに合った漢方薬処方を行っています。

現在、自然療法はとても注目されています。私も漢方薬や中医学の知識を深め登録販売師の資格を視野に入れて勉強していきたいと思っています。

さて、前回は敬語の活用についてお伝えいたしましたが、使い分けをされていますか?

かしこまって使用しようとすると緊張して不自然な口調になってしまいますね。

やはり日々意識して活用することが大切のようです。

普段何気なく使用している言葉遣いが間違っている場合があります。

今一度確認をして正しく使い分けていきましょう。

間違って使用されている頻度が高い5点を挙げてみました。

 

正しい言葉遣い

(誤)「了解いたしました」 → (正)「承知いたしました」「かしこまりました」

了解という意味は「相手の事情が分かったうえでそれを認める」という意味なので上司から相手を許可する場合に使用します。

「承知いたしました」「かしこまりました」と目に理解しました、の気持ちを込めて真摯に応えると気持ちの良い返事と捉えてもらえます。

 

(誤)「ご苦労さまです」 → (正)「お疲れさまです」

「ご苦労様」という言葉も目上から目下に対して使用される言葉です。分からずに使用していると生意気だと思われてしまいます。

「お疲れさま」には上下関係はありません。より丁寧さを加味させるには「お疲れ様でございます」と伝えましょう。

 

(やや誤)「少々お待ちください」 → (正)「少々お待ちいただけますでしょうか」

間違った日本語ではありませんが「少々お待ちください」と言い切ってしまうと命令されたように感じてしまうかもしれません。

「~していただけますでしょうか」と依頼系で話すと柔らかい言い回しとなり、相手も思わず頷いて協力したくなります。

 

(誤)1万円からお預かりいたします。→ (正)1万円をお預かりいたします

会計の際にはお預かりした金額の確認は必要ですが、からを付けてしまっているケースが散見されます。正しくは「○○をお預かりいたします。」です。

 

(誤)とんでもありません → (正)とんでもないことでございます

「途でもない」という言葉が変化した言葉が「とんでもない」です。

「途」は道理や手段のこと、その「途」に「ない」が否定語としてつき「とんでもない」となりました。

意味としては道理手段から外れたもってのほかという意味を示しています。

とんでものあとに「ありません」に直すのは日本語として間違っています。

「とんでもないことです。」「とんでもないことでございます。」が正解です。

今回は間違えやすい言葉遣いについてお伝えいたしました。

敬語は大人の常識として、ご近所付き合いから、ビジネス場面、冠婚葬祭に至るあらゆる場面において使い分けが求められます。

医療接遇場面においても同じです。

間違えて覚えた言葉掛けも、日々使用していると周囲の人たちに影響を及ぼします。

もし、誤った言い方をしていたと思う事があったら訂正しておきましょう。

正しい日本語を使用して相手や場面に合った対応に活かしてくださいね。

毎日言葉にする事でいざという時に自然に正しい敬語や言葉遣いを話せるようになります。

またそうする事で立ち居振る舞いにも品格が加味されてきますよ。

 

 

上石 優子

ヒロ鍼灸整骨院
元日本航空フライトアテンダントという経歴を持ち、退職後6年かけて柔整、鍼灸、あんまマッサージ指圧師の国家資格を取得した異色の存在。
在職中は訓練教官を経て客室マネージャーとして乗務員の教育、マネジメントに従事した。主にファーストクラスを担当し、30年近くの乗務経験の中で政府専用特別便などの乗務経験多数。洗練された中にも人柄があらわれるあたたかみとユーモアあふれるサービスは誰にも真似できないと後輩から親しみと驚きを持って慕われていた。その心からのサービスマインドは歩くカスタマーサティスファクション(CS=顧客満足)と評された伝説のフライトアテンダント。

 

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