APGオープニングセミナー レポート

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2017年5月21日(日)、APG(Acupuncturists’ Prosperity Group)による記念すべきオープニングセミナーが東京虎ノ門で開催された。

APGは、半信半疑の診療から確信ある診療に向けてどうしたら進化していけるのか、「治療家として生き残るために」いま何が必要なのかを指し示し、業界の発展・底上げを目指すために生まれたプロジェクトグループ。

施術の技術の向上はもちろん、施術に関する専門知識の向上を図ることにより成立する。もちろん専門知識の向上は、学術的なことだけではなく、開業ということを視野に入れると集客を始めとした経営に関する知識、患者様・お客様への対応能力や接客に関するも知識も必要となる。

代表に岡西裕幸先生、副代表に若杉寛先生、堀口三恵子先生、上石浩之先生、中西満美子先生、今井健先生、田村貴法と錚々たるメンバーを揃え、その技術を指南していく。

今回のオープニングセミナーでは、その根幹となるところの身体の診方「全身治療」について講演が行われた。その模様を簡単に紹介する。

まず、若杉寛先生による「全身治療を効率よく確実に行うために 中医学的な鑑別と治療法」が講演された。(詳細はこちら

中医学は勉強の仕方が悪いと非常に難しく見え、その結果臨床に応用をすることは難しくなる。しかし、ちょっとしたコツさえつかめれば非常にわかりやすく、臨床で応用しやすい学問。

今回の講演では、

  • 中医学(臓腑弁証)についてわかりやすく、かみ砕いて説明
  • 四診をベースに手っ取り早く患者様の状態を鑑別する方法を紹介
  • これらに対する基本的かつ非常に効果の高いツボを紹介
  • 中医鍼灸施術において最も重要な補瀉手技を、実演を交えて紹介

これらをマスターすれば、中医鍼灸を臨床で自由に展開できる礎となり、高度で尚かつ幅広い全身治療を患者様・お客様に提供することができる。

若杉先生ならではの分かりやすい説明で、来場者からはもっと中医学を勉強したいとの声が多く上がった。

次に岡西裕幸先生による「再現性を高めるための環境構築論 ① フィジカルパスワード入門編」が講演された。(詳細はこちら

フィジカルパスワード概論、卒業後に直面する「罠」、医師と連携するための会話、四診しやすい環境作り、施術しやすい環境作り(どの角度から観察し「診るか」「触るか」)を行った。

このセミナーの目的は卒業直後の先生が、免許取得後5年くらいまでの先生より「効果が出せる環境を作り出すことが出来るようになる」を主目的としたもの。

岡西先生の話術で笑いの絶えない講演となり、実技では先生の見事な手さばきに皆目を奪われていた。時間内では収まりきれないほど盛り沢山の内容で来場者は皆満足し、また次回是非参加したいとの声が多く上がった。

シンポジウムではメンバー全員がパネラーとなり、全身治療についてや、鍼灸師として生き残るため必要なことなどが、それぞれの先生から語られた。

来場者とのセッションでは、開業当時や現在の集客方法についてのご質問にそれぞれの先生が回答し、そのノウハウを伝えた。

オープニングムービーやエンディングムービーなど取り入れ、一般のセミナーでは行われているが、業界内では珍しい様式を取り入れ、それでいて全体的にアットホームな雰囲気を意識した今回のセミナー。参加者からは多くの賛同の声を頂き、幕を閉じた。

APGでは年3回のセミナーを予定していて次回は9月予定。
次回は堀口三恵子先生、上石浩之先生中心に講演が行われます。お楽しみに。

詳細決まり次第APGホームページにてお知らせしますのでご興味がある方は是非参加して下さい。
APGホームページ http://apg.tokyo/

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